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AIブームが、ちょっと去りつつある気がします

2026年09月08日配信

こんにちは、鉄飛テクノロジーの岡田です。

先日、打ち合わせをしていて、ふと、こんな一言が口から出ました。

「最近、AIブームが、ちょっと去りつつあるからね。今ね」

言ってしまってから、ちょっと自分でも、その感覚を掘り下げてみたくなりました。今日は、それを書いておきます。

ここ数年、世の中はAIの話で持ちきりでした。ChatGPTが出て、生成AIブームが来て、どの会社もAI、どの製品もAI、どのニュースもAI。うちのようなファイル管理の会社にも、「AIどうしてます?」「AI連携できますか?」という問い合わせが、毎日のように来ていました。

その熱が、少しだけ、落ち着いてきたように感じます。

もちろん、AIそのものは、なくなりません。むしろ、これから、もっと社会の隅々に、静かに広がっていくと思います。でも、「AI!AI!」と叫んでいる熱狂の時期は、そろそろ終わりに近いのかな、と。

ブームが去ると、何が起きるか。

「AIを使えば、なんでも解決する」という幻想が、少しずつ剥がれていきます。「AIを入れたけど、思ったほど効果が出ない」という現場の声が、聞こえてきます。「AIに丸投げしたら、思わぬ間違いが起きた」という失敗事例が、あちこちで出てきます。

そうすると、次に人々が求めるのは、「AIをちゃんと動かすための、地味な土台」だと私は思っています。

整理されたファイル。ちゃんと管理された権限。正しく分類された文書。過去の履歴が残っていること。誰が、いつ、何を触ったか、記録があること。

こういう地味な土台がないと、AIは、ちゃんと動かないんです。混沌としたファイルサーバに、AIを繋げても、混沌とした答えが返ってくるだけです。

私たちは、この地味な土台の部分を、15年ぐらい、コツコツ作ってきました。ファイル管理、全文検索、権限管理。派手ではないけれど、AIの時代になっても、絶対に必要とされる基礎の部分です。

AIブームの真っ最中には、うちのような会社は、あんまり注目されませんでした。「文書管理」とか「ファイルサーバ」とか、古臭く聞こえたのかもしれません。

でも、ブームが少し落ち着いて、みんなが冷静になった時、「あれ、うちの会社、ファイル整理から始めないと、AIも使えないよね」と気づきます。その時、私たちのような、地味に基礎をやってきた会社に、順番が回ってくるはずです。

ブームが去るのは、悪いことではありません。むしろ、本当に大事なものが、見えてくる。

「そのままでいい」というコピーを、私たちは、いまのブランドサイトに掲げています。ファイルサーバも、業務フローも、そのままでいい。無理に新しいものを入れなくていい。今あるものを、少しずつ、良くしていく。

これは、AIブームが少し落ち着いた、この時代だからこそ、届く言葉かもしれない、と思っています。ブームの真っ最中だと、「そのままでいい、なんて、時代遅れだ」と言われて、届かなかったかもしれない。

ブームが去った後の、静かな時間の中で、本当に必要とされる仕事を、これからも続けていきます。

AIは、ずっとあります。でも、AIに使われるのではなく、AIを使いこなす側でありたいですね。